令和の自衛隊(笑)
2025/02/07
七里です。
実は私、今から32年前、
18歳から20歳の間に
自衛官をやっていました。
最近、現役自衛官と
話す機会があったのですが、
聞いてびっくりすることばかりでした。
令和の自衛隊、
昔と比べてどう変わったのか?
ちょっと語らせてください。
令和の自衛隊は体罰禁止
先日、現役の自衛官の方々と
話す機会がありました。
驚いたことに、今の自衛隊では
体罰が禁止されているそうです。
私の頃は、体罰というか、しごきというか
いちゃもんや難癖をつけられて
腕立て伏せをさせられることもありました。
とにかく厳しいものでした。
しかし今は、そういった
体罰系の教育が禁止されているそうです。
もしも罰として
腕立て伏せなどをやらせる場合、
指導する班長自身も
一緒にやらなければならないとか。
もちろん、
体を鍛える目的の訓練は認められていますが
懲罰的な理由で行うこと
は禁止されたとのことです。
時代が変わったなと感じますが、
それが良いことなのかどうかは、
少し考えてしまう部分もあります。
自衛隊の残留要員が減少
もう一つ、驚いた話があります。
それは「残留要員」の減少です。
私がいた頃の自衛隊では、
100人いたら20人ほどが、
駐屯地に残らなければならない
決まりがありました。
しかし今では、100人中5人ほどで良い
という形に緩和されたそうです。
その結果、休みが非常に取りやすくなり、
有給の消化率も高くなったと聞きました。
なんと、12月22日から
1月9日まで休めるケースもあるとか。
すごいですよね。
個人的には、
訓練が楽になるのはどうかなと思いますが
休みはしっかり取れるべきだと
思っています。
自衛隊は有事の際に
全力で活動する組織です。
だからこそ、
平時にはしっかり休むべきだと思いますし、
こういう時こそ楽をしてほしいとも感じます。
教育の変化とレンジャー訓練
自衛隊には、
新隊員教育、陸曹教育、幹部教育、
レンジャー教育などがありますが、
楽になったのは主に
新隊員教育の部分だそうです。
陸曹や幹部、レンジャーの訓練は、
今も相当厳しいままだとか。
例えばレンジャー教育では、
昔は水を1滴も飲めなかったそうですが、
今は脱水症状になる危険があるため、
飲んでよくなったとのこと。
少しは改善されたようですが、
それでも依然として
過酷な訓練が続いているようです。
今回話を聞いたのは、私と同じ50代で、
自衛隊に30年いる方でした。
「こんなにラクしていいのかね、自衛官が」
と、ジジくさいことを言っていましたが、
令和の自衛隊はこう変わったんだな
と、実感しました。
駐屯地にファミリーマートが!
もう一つ驚いたのが、
駐屯地にファミリーマートが
できていたことです。
噂には聞いていましたが、
実際に見てびっくりしました。
昔は「PX」という売店がありましたが、
今ではファミリーマートがあり、
自衛隊グッズやサバイバルグッズが
たくさん売られていました。
ドーランや防寒具、
コンパスなども置いてあり、
時代の変化を感じました。
なぜ自衛隊は市街地戦をしないのか?
以前、自衛隊の方に
「なぜ市街地戦をしないんですか?」
と聞いたことがあります。
その答えは、
「自衛隊が何かを守るときは
山の中で守る」
というものでした。
市街地に入った瞬間に負けが決まる。
だから市街地戦は
最後の最後の手段になってしまう。
そのため、日本の自衛隊は
山での防御を重視しているとのことでした。
そう考えると、
山の中での訓練が多いのも納得できます。
結果として、訓練は
サバイバルキャンプのような
形になるわけです。
息子の自衛隊入隊と私の経験
今回、私の息子が自衛隊に入ることになり
とても安心しています。
私自身、自衛隊に入ったことは
本当に良かったと考えています。
高校卒業後の
最初の就職先が自衛隊だったわけですが、
そのおかげで、心身の基礎を
しっかり作ることができました。
規則正しい生活、強い体、強い心。
これらを身につけられたのは
大きな財産です。
また、自衛隊に入ったことで、
「いつでもどこでもパッと寝られる」
「寝て起きたらすぐに切り替えられる」
といった能力も自然と身につきました。
愛国心と国旗掲揚
私は自衛隊にいたこともあり、
愛国心があります。
祭日や正月には、
当然のように国旗を掲揚しています。
しかし今では、国旗を掲揚している家が
ほとんどありませんよね。
愛国心がない国は、
いつか滅びると私は考えています。
日本人の愛国心の低下を
嘆かわしく思っています。
実は、私が国旗を掲揚し始めたとき、
家族から反対されました。
「なんで国旗を掲揚するの?」
「他の国に失礼じゃない?」
この意見には驚きました。
「国旗を掲揚するのが、
どうして他の国に失礼なのか?」
と問い詰め、3時間ほど説教した結果、
家族全員が納得。
今では家族で国旗を掲揚しています。
そのとき、私の10年以上の教育が
間違っていたことを反省しましたが、
今の情勢を考えると、ぜひ皆さんにも
愛国心を持った行動をしてほしいと思います。
防御力の重要性
私は戦争は絶対にいけないと考えています。
しかし、防御力は絶対に必要です。
いじめられっ子は、弱いからいじめられる。
例えば、空手の黒帯の人が
いじめられることはありませんよね。
「こいつを怒らせたら怖い」
と思われるくらいでちょうどいいのです。
日本がどこかに
戦争を仕掛けることはありえませんが、
だからといって軍事力を持たなければ、
攻められるリスクが高まります。
ウクライナも、
かつて核弾頭を持っていましたが、
それを放棄した結果、
今のような悲劇的な状況になっています。
防御力・軍事力がなければ国は滅びます。
自衛隊の存在は、
日本にとって極めて重要なものです。
今回は、令和の自衛隊を見て
感じたことをお話ししました。
ぜひ皆さんの感想など、コメントしてください。
七里
実は私、今から32年前、
18歳から20歳の間に
自衛官をやっていました。
最近、現役自衛官と
話す機会があったのですが、
聞いてびっくりすることばかりでした。
令和の自衛隊、
昔と比べてどう変わったのか?
ちょっと語らせてください。
令和の自衛隊は体罰禁止
先日、現役の自衛官の方々と
話す機会がありました。
驚いたことに、今の自衛隊では
体罰が禁止されているそうです。
私の頃は、体罰というか、しごきというか
いちゃもんや難癖をつけられて
腕立て伏せをさせられることもありました。
とにかく厳しいものでした。
しかし今は、そういった
体罰系の教育が禁止されているそうです。
もしも罰として
腕立て伏せなどをやらせる場合、
指導する班長自身も
一緒にやらなければならないとか。
もちろん、
体を鍛える目的の訓練は認められていますが
懲罰的な理由で行うこと
は禁止されたとのことです。
時代が変わったなと感じますが、
それが良いことなのかどうかは、
少し考えてしまう部分もあります。
自衛隊の残留要員が減少
もう一つ、驚いた話があります。
それは「残留要員」の減少です。
私がいた頃の自衛隊では、
100人いたら20人ほどが、
駐屯地に残らなければならない
決まりがありました。
しかし今では、100人中5人ほどで良い
という形に緩和されたそうです。
その結果、休みが非常に取りやすくなり、
有給の消化率も高くなったと聞きました。
なんと、12月22日から
1月9日まで休めるケースもあるとか。
すごいですよね。
個人的には、
訓練が楽になるのはどうかなと思いますが
休みはしっかり取れるべきだと
思っています。
自衛隊は有事の際に
全力で活動する組織です。
だからこそ、
平時にはしっかり休むべきだと思いますし、
こういう時こそ楽をしてほしいとも感じます。
教育の変化とレンジャー訓練
自衛隊には、
新隊員教育、陸曹教育、幹部教育、
レンジャー教育などがありますが、
楽になったのは主に
新隊員教育の部分だそうです。
陸曹や幹部、レンジャーの訓練は、
今も相当厳しいままだとか。
例えばレンジャー教育では、
昔は水を1滴も飲めなかったそうですが、
今は脱水症状になる危険があるため、
飲んでよくなったとのこと。
少しは改善されたようですが、
それでも依然として
過酷な訓練が続いているようです。
今回話を聞いたのは、私と同じ50代で、
自衛隊に30年いる方でした。
「こんなにラクしていいのかね、自衛官が」
と、ジジくさいことを言っていましたが、
令和の自衛隊はこう変わったんだな
と、実感しました。
駐屯地にファミリーマートが!
もう一つ驚いたのが、
駐屯地にファミリーマートが
できていたことです。
噂には聞いていましたが、
実際に見てびっくりしました。
昔は「PX」という売店がありましたが、
今ではファミリーマートがあり、
自衛隊グッズやサバイバルグッズが
たくさん売られていました。
ドーランや防寒具、
コンパスなども置いてあり、
時代の変化を感じました。
なぜ自衛隊は市街地戦をしないのか?
以前、自衛隊の方に
「なぜ市街地戦をしないんですか?」
と聞いたことがあります。
その答えは、
「自衛隊が何かを守るときは
山の中で守る」
というものでした。
市街地に入った瞬間に負けが決まる。
だから市街地戦は
最後の最後の手段になってしまう。
そのため、日本の自衛隊は
山での防御を重視しているとのことでした。
そう考えると、
山の中での訓練が多いのも納得できます。
結果として、訓練は
サバイバルキャンプのような
形になるわけです。
息子の自衛隊入隊と私の経験
今回、私の息子が自衛隊に入ることになり
とても安心しています。
私自身、自衛隊に入ったことは
本当に良かったと考えています。
高校卒業後の
最初の就職先が自衛隊だったわけですが、
そのおかげで、心身の基礎を
しっかり作ることができました。
規則正しい生活、強い体、強い心。
これらを身につけられたのは
大きな財産です。
また、自衛隊に入ったことで、
「いつでもどこでもパッと寝られる」
「寝て起きたらすぐに切り替えられる」
といった能力も自然と身につきました。
愛国心と国旗掲揚
私は自衛隊にいたこともあり、
愛国心があります。
祭日や正月には、
当然のように国旗を掲揚しています。
しかし今では、国旗を掲揚している家が
ほとんどありませんよね。
愛国心がない国は、
いつか滅びると私は考えています。
日本人の愛国心の低下を
嘆かわしく思っています。
実は、私が国旗を掲揚し始めたとき、
家族から反対されました。
「なんで国旗を掲揚するの?」
「他の国に失礼じゃない?」
この意見には驚きました。
「国旗を掲揚するのが、
どうして他の国に失礼なのか?」
と問い詰め、3時間ほど説教した結果、
家族全員が納得。
今では家族で国旗を掲揚しています。
そのとき、私の10年以上の教育が
間違っていたことを反省しましたが、
今の情勢を考えると、ぜひ皆さんにも
愛国心を持った行動をしてほしいと思います。
防御力の重要性
私は戦争は絶対にいけないと考えています。
しかし、防御力は絶対に必要です。
いじめられっ子は、弱いからいじめられる。
例えば、空手の黒帯の人が
いじめられることはありませんよね。
「こいつを怒らせたら怖い」
と思われるくらいでちょうどいいのです。
日本がどこかに
戦争を仕掛けることはありえませんが、
だからといって軍事力を持たなければ、
攻められるリスクが高まります。
ウクライナも、
かつて核弾頭を持っていましたが、
それを放棄した結果、
今のような悲劇的な状況になっています。
防御力・軍事力がなければ国は滅びます。
自衛隊の存在は、
日本にとって極めて重要なものです。
今回は、令和の自衛隊を見て
感じたことをお話ししました。
ぜひ皆さんの感想など、コメントしてください。
七里
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